演技をするということ|新宿の芸能事務所 クロスライズ株式会社

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2022.03.04

演技をするということ

とある監督が、
「演技をするというのは、人前でパンツを脱ぐのと一緒だ」と言っていました。
日頃人前で見せない感情をカメラの前で出すことは、それだけの気持ちが必要ということでしょうか。

演技を続けていくと「感情開放」という言葉を一度は聞くことになると思います。
人は年を重ねれば重ねるほど、生活するコミュニティの中で人とのバランスを図るようになります。

例えば思うようにいかなくても、
「場を乱さない」「自分にも悪いところがあるかもしれない」「冷静に話をして解決をしよう」「真に受けても無駄だ」などと色々なことを考え自分の感情を押し殺します。
子供みたいにアメが欲しくて地面に寝転んで泣き叫ぶようなことはしなくなりますよね。
社会人として当たり前ですし、それができなければ人間関係が悪くなってしまいます。

ところがドラマや映画ではそういった感情がこらえきれないところにハプニングが起きて、物語の起承転結が発生します。
演技は自分の感情を赤裸々に表現することが必要なんです。
今、ブレーキがかかっている感情を、まずは解放し、その上でコントロールできるようになるのが、俳優のスタートポイントになります。