オーディションで芝居審査がある場合、制作会社やスタジオで行うことが多いので、基本、セットなど雰囲気をつくる物は何もありません。(椅子ぐらいはあります)

そのような状況で芝居をすることが多くあります。

この時重要になってくことが、イメージを具現化できるかどうか。

 

例えば

– – – –

着信音

携帯をとる

「もしもし、~(略)」

– – – –

という台本があるとします。

なんの変哲もない、日常にもよくあるシチュエーションですが、芝居を始めると、そのまま携帯を持つ手の形にして耳にあてて話し始める人がいます。

 

しかし、日常を振り返ってみるとどうでしょう。

まず、携帯を取り出して、誰からの電話なのかを確認します。

そして、その相手が誰かなのかによって、すぐに出るのか、それとも準備が必要なのかなどリアクションや対応も変わります。

 

 
常日頃当たり前にやっている事を想像し、芝居で再現することが大事です。

 

「店に入る」というト書き(※)があったとしたら、

 

ドアがあるのか、ないのか
ドアがあるならばそれはどんなドアなのか
店内にお客さんがどれだけいるのか
どんな店なのか
店員に声かける時、どこに店員がいてどう声をかければその店員が気づくのか

 

イメージを具現化する事がとても大切です。

 

同じ台詞でも話す相手の距離・関係・目線、自分の環境・目的・性格などによって全く伝え方が異なります。演じ手によって変化が見られるのは芝居の面白みでもありますね。

 

 

※戯曲や脚本などにおいて、俳優が声に出す台詞以外の部分のこと